タピオカパンの受験日記

高三の受験日記

なぜ僕は落ちこぼれたのか? #高校

こんにちは、タピオカパンです。
前回の続きです。

言い忘れていましたが、高校の入試には面接もあります。ほとんどの人の評価はB判定だそうでよっぽどのことがない限り、合否には関係ないと言われています。大体普通の内容のことしか聞かれなかった気がします。

そして今の高校へ入学した後の話をしていきます。

僕の通っていた中学校からは自分も含め、10人程度その高校へ行きました。けど親しい人はほとんどいませんでした。その中でも2人が同じクラスになりました。
1人は低身長で可愛らしい陽キャな人で、もう1人は大人らしい高身長の人でした。


入学してその次の日に早速、春課題テストがありました。

僕は第一志望校に受かった余韻に浸って、それからの勉強を頑張るモチベーションをすっかりなくしていました。
大学受験などと言うものはその時は考えもしておらず、これからの夢の高校ライフに胸を馳せていたのでした。
完全に燃え尽き症候群だったのか、高校合格を機にそれまでの集団塾も辞めました。


そして春休み中は米国に旅行に行っていたり、春課題の宿題はサボっていたりで、そのまま春課題テストの日を迎えたので結果はそれはぼろぼろだったでしょう。

それでも、僕はなんとも思わなかったと思います。
周りの子はもちろん出来ていたでしょうが、僕はやる気がないものはとことんやりたくない我儘な性格で、サボって出来ないのも仕方ないと思ってしまったのです。(今もその兆候はあります…汗)



そして入学式の後のHRから大体友達を作る雰囲気になるのですが、恒例の自己紹介をする時に周りの眼鏡率の多さや、ギャグセンの高い人、または何かしらで秀でている人、個性的な人が多いことに驚きました。

今まで友達がいるのが当たり前だったので、高校でも今まで通り何となく1人くらいは作れるだろうと甘く考えていました。
しかし、なかなか出来ませんでした…
最初は僕も友達を作る努力しました。
今までは心優しい人がいたおかげで何とかなっていたんでしょうね。
先日幼なじみに会った際に感謝しました笑

進学校に来ているだけあってみんなプライドは高い。しかも当然の事ながら自分のことは自分でなんとかするというスタンス、そして実力主義休み時間も男女問わず活発ですし、とてもアメリカンですね。
なので自分から何とかしなければなりません。
そんな雰囲気は僕に取っては新鮮でした。


しかし僕は前にも書いた通り、今までの人生でも人見知りが激しく、所謂陰キャ気質で人に対して警戒感が強い上に共感能力が低い。

周りはどんどん馴染んでいく中で、僕には気軽に話せる人がいませんでした。流石に一人も気軽に話せる人がいないのはまずいと焦り、人への話しかけ方やどう振る舞えばいいのかなどを試行錯誤したりしました。
どういう声の調子で、どういうテンションで、どういう表情で人と接すればいいのか分かりませんでした。

あれ、友達ってどうやって作るんだっけ?
そもそも友達ってなんだっけ?
友達の前で自分はどんな振る舞いをしてたっけ?

今まで考えも及ばなかったことを考え始めました。
自分がどんな人なのか分からないのは誰しも同じかもしれませんが、少なくともコミュ力がある人の真似をして明るく諂って(言い方は悪いですが汗)自分でないものを演じるのはとても不快で疲れて長続きしませんでした。

普通でいいよ、と言われても、強いて言うなら興味の差が激しく、大体テンションが低いので好かれるタイプにはなれないと思います。


最初は自分を気遣って昼休みに一緒に昼食を食べるよう誘ってくれた二人組もいましたが、中々緊張が解れず、仲良さ気な二人の空気を壊してしまうという申し訳なさがあり、だんだん一人で食べるようになりました。

周りは何不自由なく打ち解けている雰囲気と自分を比べ寂しくなり、自分が友達が出来ないのはただ単に自分の対人スキルが低いだけなのか、進学校の雰囲気がより一層そうさせているのか、もしくはその両方なのか分かりませんでした。ですが、どっちみち孤独ということには変わらない。

高校に入ってからは人間関係の概念が変わりました。
ある意味大人になったと言うべきか。
今までは気軽に話せたり趣味を共有できる関係が当たり前でしたが、今では必要な時にだけ一緒にいる関係が当たり前になりました。
ビジネスライクな関係ですね。少し寂しい。

勿論学生らしくいつもベッタリ仲が良い人は沢山いますが、少なくとも僕はそういう関係しか築けませんでした。

でも1人より2人がやはり心強いという思いはいつもありました。
でも僕は自分を偽ってまで友達は作りたくない。
家族にも言われましたがそれは甘えかも、大人になれないだけなのかもしれない。それがしたくないと思う自分は駄目な奴かもしれない、、

かと言って急にはどうしようもないから別に一人でもいいや、と吹っ切れている節もあり、そんなこんなで1人での行動が当たり前になり、強固な陰キャライフが完成していきました。勿論葛藤は抱えたまま。

今までも確かに学校に行くという行為は気の良いものではありませんが、友達がいたからそこまで辛いことはありませんでした。
でも高校に入ってからは学校に行くという行為に対して無の感情、あるいは後ろ向きの気持ちになっていきました

つづく